2017-06-17 あめがやむまで うた 企画 6/13~6/15にtwitterで行われた「付け句祭」で書いた付け句による50首連作です。 ハッシュタグ「#雨がやむまでこのままでいい」を使用、下の句を「雨がやむまで~」とした短歌を各自がTLに投稿していました。なお「付け句祭」自体はいろいろなお題で開催されているようです。 主催者様ありがとうございました。 続きを読む
2017-06-15 シュレディンガーの傘(みずつき6) うた 企画 シュレディンガーの傘 どこからが雨雲なのかわからない空の下でも無防備だった ロッカーの遠い密室開くまでシュレディンガーの傘の花柄 曇天に開くてのひら法律が雨になるまであとどれくらい? 紫陽花に香りはなくて暗がりに寄り添いあえば震える睫毛 雨の気配、雨の匂いを遠ざける天井ボードの乾いた白さ 干上がれば点字のようにしろじろといつかひかりはしない 言葉は 毎年梅雨の時期に実施されている企画、みずつき6に参加しました。毎年、ではないですがテーマが好きなこともあって結構参加させていただいてます。 主催の千原こはぎさん、ありがとうございました。
2017-06-11 東京歌壇6月11日 うた 採用されました やさしさを花にたとえるひとがいたユートピアってマメ科だろうか 東直子欄・選でした。ありがとうございました。 twitterのフォロワーさんが同じ欄にいてちょっと嬉しかったです。
2017-06-04 東京歌壇6月4日 うた 採用されました あたためたミルクのために一度だけレンジのベルは鳴りまた夜になる 東直子欄・特選でした。ありがとうございました。 東京新聞:東京歌壇 東京俳壇(TOKYO Web)
2017-05-20 夜の続き(うたつかい・2017年春号) うた 夜の続き 甘やかに庇護されている夢を見た夜の続きはいつでも朝だ 墓所のごと返信のたび増える署名スクロールバーは仕事を終えて 花のつく季語という季語ぶちまけた君の狼煙がこんなに綺麗 音もなく加湿器は白い霧を吐く目眩むほどの光もあったが ちょっとした生前葬をなんどでもしようよ春って花だけはある テーマ詠:お店 駅ビルの花屋が五百円で売る花束に似たやさしさください テーマ詠はかなり前に作ったものの再録でした。