まづ茶器は温めるべしと言ふ君の言葉はほのか兄めきてをり妖精について語れる目の先を子犬とともにひたすらに追ふ冬薔薇滲む夕暮れあたたかく君の手ばかり読み返すなり適切な訳語がつひに見つからず愛とも恋とも言へずにしまふ息を詰め伸びる背のみを対とす…
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