2013-02-11から1日間の記事一覧
立ち枯れてゆく冬の木も春来れば何かになると告げし傲慢各停のリズムで走る箱の中追い付けぬまままつすぐ走る明け方の電信柱が聞いていた陽射しに溶ける君の絶叫やがてみな死ぬよ、死ぬよと言い聞かせ吐き出す息をまた吸い込めり 聞く価値の無き言葉なぞある…
やがてくる別れの数を眠る前布団の中で数え続ける
それはどの券売機にて売られしか君の「普通」になれる切符は
お互いの痛みを叫びあうように雨は砕ける道路の上で
手首から歯車の噛む音を聞く蕾もやがて開くのでしょう