甘く水染め上げて花は一斉にガラス窓へと放ち始めた 薄まった水が身体を膨らませ昨夜の夢が目蓋を開く 内側でさざめく水の名を知らず追いかけている本の背表紙 手箒で君の遺跡を掃除する同じ地上に生きていたこと
感嘆の呟き(tweet)ばかり拡散し私はじっと耳を澄ませる
弟と同じ顔した曾祖父は戦場に子を二人送れり
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