つきのこども/あぶく。

おはなしにならないことごと。

採用されました

東京歌壇9月17日

かつて火が本を燃やしていたことの 真夜、風の音を確かめている 東直子欄特選でした。ありがとうございます。 東京新聞:東京歌壇 東京俳壇(TOKYO Web)

東京歌壇9月10日

混ざるほど色は濁るものシスレーの点描の間のうつくしい白 佐佐木幸綱欄・選でした。ありがとうございます。

東京歌壇9月3日

風船の糸は長くてどこかへとつながれている快楽 ゆれる 東直子欄・選でした。ありがとうございます。

夜の森(poecrival2)

木の燃える夢を見たからあなたへの言葉はみんな通じないだろう 濡れてゆくみどりよみどり石鹸が泡立つように泣く人だった ライナスの毛布みたいな朝焼けの沈黙 挽歌を信じそうだよ 指の爪ひとつひとつが鳥であり飛べと命じて色づけている 開けたってからっぽ…

東京歌壇8月20日

中空の月など見てる顔をしてカーブミラーのわたしが曲がる 東直子欄・選でした。ありがとうございます。

東京歌壇8月6日

行政を侍女と呼ぶときおそらくは男であろう政治と思う 佐佐木幸綱欄・選でした。ありがとうございます。

東京歌壇7月30日

密室に差した光を星と呼ぶ あなたは星で鍵ではないね 東直子欄・選でした。ありがとうございます。

東京歌壇7月23日

映写機がどこか遠くで回りだすいくたび辿るこの帰路だろう 東直子欄・特選でした。有難うございました。 東京新聞:東京歌壇 東京俳壇(TOKYO Web) 8/6追記 7月の月間賞でした。ありがとうございます。

東京歌壇7月2日

まちがいのもっともすくない家事としてぬぐい続ける丸皿のへり 東直子欄・選でした。ありがとうございました。

東京歌壇6月11日

やさしさを花にたとえるひとがいたユートピアってマメ科だろうか 東直子欄・選でした。ありがとうございました。 twitterのフォロワーさんが同じ欄にいてちょっと嬉しかったです。

東京歌壇6月4日

あたためたミルクのために一度だけレンジのベルは鳴りまた夜になる 東直子欄・特選でした。ありがとうございました。 東京新聞:東京歌壇 東京俳壇(TOKYO Web)

東京歌壇5月7日

公の字がやがてはハムになるまでを見守っている 骨さえなくて 東直子欄・選でした。ありがとうございました。 余談ですがこの日の新聞の東京歌壇上に掲載されていた「米国人カメラマンが撮った「フクシマ 不屈のサムライ」 江戸末期の撮影技法で「まるで幕末…

東京歌壇4月30日

君はいつも冬の匂いと告げられてまき散らしてる小さい火花 東直子選・特選でした。有難うございます。 www.tokyo-np.co.jp

NHK短歌2017年5月号・ジセダイタンカ

NHK短歌2017年5月号、ジセダイタンカの欄に短歌7首連作「Border」と短い文章が掲載されました。ジセダイタンカの欄は天野慶さんが編集を担当されており、見開き1ページに3人の連作及び文章、1名の歌集紹介が掲載されることになっています。法橋ひら…

東京歌壇4月16日

いまはただあなたひとりの真っ白なカーテンとして夕焼けを待つ 東直子選・佳作でした。 webで一首評をいただいていました。ありがとうございます。他の記事を見てタイトルがアナグラムなんだなと暫く経ってから気が付きました。 note.mu

東京歌壇1月22日

ガラス器の継がれてなおも立つ様を景色と呼べば遠い虐殺 2017年1月22日、東直子・特選でした。ありがとうございました。 京都文学フリマでこの歌を含む連作ペーパーを配布していたところ、フォロワーさんから教えていただいてびっくりしました。 東京新聞:…

とあるキャプション (短歌の超短編)

さて、次にご覧頂くのはこちら、初代館長の記憶です。ロビー中央に立つ等身大ホログラフはご覧になられましたか? 髭を長く生やした、ええあれがそうです。 死者の記憶の保存技術を開発した初代館長Tは、自らにはその技術を用いず遺体を完全焼却するよう、ス…

うたらば・ブログパーツ短歌

過労死の多い炭鉱であるほど小鳥の声は澄むという嘘 (テーマ:声) もともとは3年前に詠んだ短歌でした。有難うございました。

セラフィールドの人魚(超短編・アイリッシュパブのほら話)

超短編フリーペーパー「コトリの宮殿 」19号掲載より。

うたらばvol.13 【花】

生きること忘れることのバランスがまだ取れなくて抱いている花 写真つきの掲載でした。有難うございました。 佳作のこころさんと、木下龍也の最後に掲載された歌が好きでした。http://www.utalover.com/book.html

うたらば・ブログパーツ短歌

眠れない夜のリロードくり返しまつげはみんな小鳥に変わる (テーマ・返)

NHK短歌1月号

ささやかなものを信じる柄物の腹巻祖父をお願いします (斉藤斎藤選 ・佳作 テーマ:腹・おなか)

超短編・アイリッシュパブのほら話

日本におけるアイルランド文学の受容をあつかった『越境する想像力』の著者、鈴木暁世さんをゲストにお迎えしてのイベントでした。拙作「セラフィールドの人魚」は鈴木暁世賞を(棚ぼたで)頂きました。有難うございました。なお、棚ぼたの詳細はこちらから。 …

うたらば・ブログパーツ短歌

泣きかたも泣き終えかたもわからない私の中に水だけがある (テーマ:終)

声に出して読まれたい超短編

声優・ナレーターの栗田ひづるさんをお招きしてのイベントでした。詳細はこちら。 http://inkfish.txt-nifty.com/diary/2014/06/post-4ae9.html (私は日程を勘違いしており不参加でした。大変申し訳ありません……)拙作「水車の話」はタカスギシンタロ賞の大…

うたらば・ブログパーツ短歌

首都高のオレンジの灯に目を刺され仕事のミスを忘れられない(テーマ:高)

NHK短歌4月号

沈黙に漂白された死者たちの言葉で空が今日も見えない (斉藤斎藤選 ・佳作 テーマ:空)

うたらば・ブログパーツ短歌

でも僕は花ではなくて雪解けの君を汚せる泥になりたい (テーマ:春)

イラスト+超短編企画

超短編(500文字以内の短編)の企画で松本楽志賞を頂きました。ありがとうございました。(作品タイトル・舳先にて) 企画は漫画家の玉川重機さんの描き下しイラスト3枚の内いずれかをもとにイメージを膨らませて書くというもので、私はイラストその1で応募でし…

うたらばvol.9 【水】

電源をぱつりと落とす耳元で夜の水位が上がり始める 佳作でした。有難うございました。写真つきの短歌では木下龍也さんと山田水玉さんの歌が好きでした。 http://www.utalover.com/book.html