ひそやかなまじないにより春が来るコーンスープの鍋を混ぜれば
花びらの開く音して梅の香は冬の夜空へひかりの速さ
抱き締める相手が欲しく電線に重さ預けて真夜中の蔓
もう君は何処へも行かず死んでいい飾ってやろう藤の花房
電源の供給源が見つからず目覚めるごとに揮発する夜
水だった風が足首過ぎてゆきもうない川の流れを辿る
体から水の噴き出す木の芽時しょっぱいにがい遠くへ行けない
地底より汲み上げられる水桶に映った空のように目覚める
ひそやかなまじないにより春が来るコーンスープの鍋を混ぜれば
花びらの開く音して梅の香は冬の夜空へひかりの速さ
抱き締める相手が欲しく電線に重さ預けて真夜中の蔓
もう君は何処へも行かず死んでいい飾ってやろう藤の花房
電源の供給源が見つからず目覚めるごとに揮発する夜
水だった風が足首過ぎてゆきもうない川の流れを辿る
体から水の噴き出す木の芽時しょっぱいにがい遠くへ行けない
地底より汲み上げられる水桶に映った空のように目覚める