立ち枯れてゆく冬の木も春来れば何かになると告げし傲慢
各停のリズムで走る箱の中追い付けぬまままつすぐ走る
明け方の電信柱が聞いていた陽射しに溶ける君の絶叫
やがてみな死ぬよ、死ぬよと言い聞かせ吐き出す息をまた吸い込めり
聞く価値の無き言葉なぞあるや否や撥はまつすぐ降ろされて鳴る
樹が君に人であること責めたのか森に光は静かに降りる
立ち枯れてゆく冬の木も春来れば何かになると告げし傲慢
各停のリズムで走る箱の中追い付けぬまままつすぐ走る
明け方の電信柱が聞いていた陽射しに溶ける君の絶叫
やがてみな死ぬよ、死ぬよと言い聞かせ吐き出す息をまた吸い込めり
聞く価値の無き言葉なぞあるや否や撥はまつすぐ降ろされて鳴る
樹が君に人であること責めたのか森に光は静かに降りる