つきのこども/あぶく。

おはなしにならないことごと。

完走報告(円)

二年目の題詠マラソンもどうにか終わりました。主催者様ありがとうございます。
一年目はとにかく完走することに意義がある(はず)いうスタンスだったので今年はもう少し進歩したスタンスでと思ったのですが、結果的には今年も完走で精一杯、でした。
オンオフの歌会に行ってみたり短歌の本に参加させていただいていたり色々挑戦しつつ、では中身が進歩したか、というと……とにかく57577に無理やり当てはめるようなものではなくなった、くらいでしょうか。
分からないねえ分からないねえと首を傾げつつ、どうにか終わりました。ありがとうございました。


12/30追記:
麦太郎さんに選歌していただきました。ありがとうございます。
去年初めて題詠ブログに参加したときも選歌して頂いて、完走後に美味しいお水を頂いたような嬉しさでした。
http://yuaruhi.exblog.jp/21183055/
http://yuaruhi.exblog.jp/21067726/


1/30追記:
西中眞二郎さんに題詠100首百人一首で、以下を上げていただきました。ありがとうございます。

弟と同じ顔した曾祖父は戦場に子を二人送れり

この他、題詠選歌で以下を上げていただきました。ありがとうございます。
あたりまえですが麦太郎さんの選歌とは違っていて、いろいろ興味深かったです。

納得はできないままに頷けばほろほろと赤い木の実こぼれる
磔刑にされた絵皿は照らされて金の縁のみ静かに光る
氏神の記憶はすでに遠くなりわたしは庭の木々ばかり見る
括り髪ほつれて落ちる一筋もわずかに光り過ぎてゆく夏
悔恨と呼び得るものは何も無く夕暮れが来て影は濃くなる
滅ぶだの終わりだなどともう言えずそれでも見入る赤い満月
期日前投票に似たものを書くいつか此処から離れるための
鍋の湯を落とす一瞬流し場はままごとに似た色に染まれり
誰そ彼という語を知ってからのこと君だと思う五時の夕闇

http://d.hatena.ne.jp/nishinaka/