2015-10-10 うたつかい・秋号 うた 革命と水 革命のような喧躁遠くなり三四郎池にぽっかりと泡 坂を下りる。乾いたからだで降りていくかつては水の流れたところ ひたひたと水は彼方で脈を打ち舗道の影が滲みはじめる わたくしに流れこむ水(忘れたの)生まれたときはみな濡れていた 痛むほど光はあるが。井戸端に飛沫のように咲く桜草 5月ごろの吟行詠がもとでした。