2016-07-22 花と狼(うたつかい・夏号) うた まだ夢に浸かった顔をしてきみは春の油を額に受ける ユートピア・ユーフォリア・束の間の花 春に咲く花すべてうたかた でもそれがきみの心臓。歌なんて嘘と知ってるふり、花あかり 無防備にからだごと投げ出せるのは羽根を持たないひとの特権 君の狼を信じる。硝子戸に春の雨粒あまた砕けて 一首目は未来の大会に持って行った歌でした。