2020-05-04 街の神話(うたつかい34) うた 新年の道路はいつもより広くわたしは角を落としたようだ ひとの子も狼の子もあてどない顔をしている夜の閑散 干からびた冬のまなこの瞬けば千光年の残業ひかる エンターキー押されたままで伸びてゆく白い改行 春が来ていた あ、と息吸うとき喉の奥にある南京錠の掛け金の錆 新型コロナウィルスの影響でGWの文学フリマ東京が中止となったことに伴い、掲載誌であるうたつかい34号、及び33号はweb公開されました。web版リンクのあるblog記事はこちら。