つきのこども/あぶく。

おはなしにならないことごと。

完走報告(円)

完走しました。所要期間は半年弱といった所でしょうか。
初参加のためまずは参加することに意義がある、と思っていますが、色々と面白い体験でした。運営の方、有り難うございます。
トラックバックミス等でご迷惑をおかけしてすいません。
完走者のお作を、のんびり読んでいければと思っています。


麦太郎さんに選歌していただきました。ありがとうございます。

http://yuaruhi.exblog.jp/17831132/
http://yuaruhi.exblog.jp/18286642/

また、西中眞二郎さんに題詠100首百人一首で以下を上げていただきました。ありがとうございます。

そのほかはすべて邪推となるゆえにストローだけが踊るテーブル

また、選歌集で以下を上げていただきました。

勇敢な夏の青さえ褪せていく喪うことが怖い夕焼け
わたくしである条件すらも溶けていく青い空には空だけがある
夜はただ薄まるばかり銀の匙押し潰されるゼリーの欠片
前世では恋人だった電柱をたわむれに抱く やはり冷たい
痛い傷抱いた貝が全て丸い真珠を吐いて眠れますよう
まだ小さい足が冷たくならぬよう海一面に花びらを敷く
「ふるさと」は柔らか過ぎて似合わぬとそっと箪笥に隠す東京
君無しの白い光を浴びたくてまだ何一つ詰め込めぬ部屋
花潰しスカーフ染めて女生徒は風に揺れてる色、臙脂色
ハイドンの忍ぶ足取り軽やかに「驚愕」第二楽章は鳴る
期限切れのカードの束に刃を入れて過去の私をじゃきじゃき殺す