2017年11月に頒布開始した私家版歌集「ヴァーチャル・リアリティー・ボックス」についての情報です。
著者:穂崎円
表紙・誌面デザイン:倉又美樹
新書版・128P、カバー付
2012年から2017年までの200首強を収録。誌面サンプルや装丁の仕様はこちらから。
委託販売:
以下で委託販売を行っています。
(地域ブロック順。在庫状況やweb通販の対応可否、開店日などについては各店HPやSNSを確認、または直接お問い合わせください。)
web
booth web通販(自家通販)。手続きに際してはPixivID(登録無料)が必要です。なお参加していたBL短歌合同誌・共有結晶文庫では共有結晶の本と一緒に購入可能です。
がたんごとん 北海道・札幌市の、箒のアトリエショップ兼歌集中心の本棚のあるお店。店主の吉田さんが短歌がお好きなようで、blogで歌集の紹介などをされています。(web通販)(Twitter)
東北地方
乃帆書房 秋田県・秋田市の新刊・古本のセレクトショップ。過去にはリトルプレスの特集販売もされています。実店舗では1)秋田、地域に関する本、2)言語ワーク、英語や秋田弁に関する本、3)本に関する本 のコーナーを設けているそうですが、通販のリトルプレスのセレクトも面白いです。サイトはこちら。(Twitter)(委託終了)
七月堂・古書部 東京・明大前駅の出版社・七月堂の事務所併設の古書店。七月堂は創業1973年の詩集を中心にした出版社で、詩歌の本が充実しています。店内にはソファが置かれ、雑貨部による手作り雑貨や楽器のコーナーも。(Twitter)
本屋B&B 東京・下北沢の書店。いわゆるブックカフェの元祖、になるのでしょうか。店内奥にはドリンクカウンターがあり、ビールや飲み物も注文できます。本に関するトークイベント等を多く開催しています。(委託終了)
kuutamo 東京・高円寺のブックカフェ。誌・短歌の本(zineやフリーペーパー含む)や雑貨の委託販売をされてます。読書会などのイベントも主催、朗読イベント「書く人読む人そして聴く人」vol.2~4(朗読テキストの書籍化)には穂崎も参加しています。(2019.8 店舗営業終了。読書イベントは引き続き開催されています)
葉ね文庫 大阪・中崎町の古書店。文学フリマなどで出た詩歌の同人誌を多く扱っています。「葉ねの壁」でのイベントなども。(Twitter)
ふうせんかずら Naramachi BookSpace 奈良県・「ならまちエリア」の無人&キャッシュレスの書店。8名のブックオーナーがセレクトした本が並びます。なお、入店及び購入に際しては事前にメンバー登録(無料)が必要です。詳細はこちら。(Twitter)
レティシア書房 京都府・京都市のギャラリー併設の書店。本の他CDなども販売されています。近隣には有名なブックカフェもあるエリアです。
中国・四国地方
蟲文庫 岡山県・倉敷(美観地区)の古書店。店主の田中美穂さんは「胞子文学名作選」の編著者でもあります。(Twitter)
本屋ルヌガンガ 香川県高松市の新刊書店。カフェも併設。ベビーカーの通用スペース、オムツ交換台があるなど子連れの方にも優しい書店です。開店の際には「本棚」の工事費のクラウドファンディングを行っていました。座談会やトークショーも多く開催されています。(Twitter)
九州地方
本のあるところ ajiro 福岡県・福岡市天神の書店。新鋭短歌シリーズを出している書肆侃侃房によるブックカフェで、短歌関係のイベントなども多く開催されています。(Twitter)
ゆふいん文学の森 文豪太宰治が東京荻窪で暮らした「碧雲荘」を湯布院に移築した、宿泊可能なブックカフェです。太宰が『HUMAN LOST』を執筆した碧雲荘8畳間の本棚に、閲覧用として置かせて頂いています。 (Twitter)
ナツメ書店 福岡県・福岡市、西戸崎の書店。元は眼鏡屋さんだった平屋をリノベーションされた店舗は自家焙煎の珈琲を出すカフェ「Sleep Cofee and Roaster」と一体のため、珈琲を飲みながら本が読めるそうです。(Twitter)(委託終了)
タイトルリスト:
手を
まもられて、いる?
まだ立っている
夜の森
樹は
パドル
ふいに明るい
人称論、またはリバイバル
走馬灯
橋を渡る
それでいい
今夜私の部屋へ来なさい
囚人達がタイムラインで
遠い虐殺
雨より響く
ひかってた
たましいのこと
現代語訳2205
賤軍の兵
あてのない手紙
Virtual
深呼吸する幻覚
2018/04/07 大阪大学短歌会の新入生歓迎チラシに歌を一首引用していただきました。
2018/05/06 「うたつかい」第三十号(二〇一八年五月)牛隆佑さんのコラム「牛さんの短歌なう!」第6回「私家版歌集ってどうですか?」で、私家版歌集の事例のひとつとして「ヴァーチャル ・リアリティー・ボックス」を挙げて頂きました(参考)。
2018/06/25 田上純弥さんから歌集評をいただきました。
2018/10/20 短歌のインディーズ活動を盛り上げるための短歌プラットフォーム「さんばし」で、私家版歌集「ヴァーチャル・リアリティー・ボックス」を紹介していただきました。
2018/10/20 短歌研究11月号、「人生処方歌集」(佐藤弓生、千葉聡)の佐藤弓生さんの文章に一首引用していただきました。
2019/05/25 むとーりさんのnoteで歌集評を書いていただきました。
誤植のお詫び(第三版では対応済み):
P43、1首目詞書の歌の表記は正しくは以下になります。(かな表記誤り)
飛ぶ紙のように鳥たちわたしたちわすれつづけることが復讐 (佐藤弓生『薄い街』)
p50、3首目の歌の「行かふか」は正しくは「行かうか」になります。
p110、3首目の歌の「Fragile-Handle withcare」は正しくは「Fragile-Handle with care」になります。