2012-02-16 サルベージ・曇天 うた ドラッグを売る店のなお明るくて群がっている眠れぬ羽虫 「お隣の人と一緒にやりましょう」教室出てもずっと、ずうっと歴史書は読み終えぬまま過ぎる時 代わりに賢くなんてなれない 議事堂を俯き回る人々の「ほんださん、って、いるんでしょうか」 逆説の言葉点々撒きながら わたしのおうちに辿り着けない唇に触れたのはもう雪でした打たれながらも水は綻ぶ 来年の今日も必ず咲くように今は花びらとめどなく降れ