2017-05-20 夜の続き(うたつかい・2017年春号) うた 夜の続き 甘やかに庇護されている夢を見た夜の続きはいつでも朝だ 墓所のごと返信のたび増える署名スクロールバーは仕事を終えて 花のつく季語という季語ぶちまけた君の狼煙がこんなに綺麗 音もなく加湿器は白い霧を吐く目眩むほどの光もあったが ちょっとした生前葬をなんどでもしようよ春って花だけはある テーマ詠:お店 駅ビルの花屋が五百円で売る花束に似たやさしさください テーマ詠はかなり前に作ったものの再録でした。