つきのこども/あぶく。

おはなしにならないことごと。

百を巡る短歌

Googleで誰か検索したらしい「百年の孤独 入手方法」 候補作でした。結果はこちら。 百を巡る短歌コンテスト、発表! - じゃぽブログ

たとえば、「アイ」について

ーーすべての善き翻訳は「創作」である。 (萩原朔太郎「詩の翻訳について」より) *「I want to hold your hand」をBeatlesが発表したのは1963年、デビューから5枚目のオリジナルシングルだった。ビルボード誌では1位を獲得、前作の「She loves you」と…

題詠blog2015

はてなblogがトラックバックが出来なくなったので新たに専用blogを作りました。 2015年はこちらで走ります。 <a href="http://mondekind.exblog.jp/" data-mce-href="http://mondekind.exblog.jp/">つきのこども・別館</a> つきのこども・別館 よろしくお願いします。

NHK短歌1月号

ささやかなものを信じる柄物の腹巻祖父をお願いします (斉藤斎藤選 ・佳作 テーマ:腹・おなか)

2014紅白短歌合戦 / #バンド短歌カウントダウンライヴ2014

2014年のtwitterの年越しイベント二つに参加しました。 それぞれ以下の歌を提出・参加しています。今年も有難うございました。

今年作ったもの(2014)

バトンではありませんが、メモ代わりに。 2014年の活動記録です。

年越しバトン'14

「痛覚」でやっている年越しバトン。例年参加させて頂いております。昨年に引き続き、今年も少し早めに書いてしまおうと思います。

さよならsandpit歌会

まなうらでくりかえす濾過(生きてたらもうそれでいい)硅砂が落ちる 山階基さん企画の歌会でした。題詠・砂。sandpitは砂場の意味ですがカフェの名前でもありました。 43名参加、沼尻つた子さんと一緒に大賞でした。ありがとうございます。 他の方の作品はこ…

てとてとたんか2

ジャグラーの手つきで空へ投げあげる苦しさ示すすべての語彙を 千原こはぎさんの企画、てとてとたんか2に参加しました。 手に関する短歌を手の写真と一緒に、ということで写真も撮ってます。 大葉れいさん、加子さん、西村湯呑さんの歌が好きでした。 てとて…

第十九回文学フリマ(11/24)に参加します。

標記の通りです。寄稿が多いので纏めてみました。 今年一年の創作活動の総まとめのような感じになっています。 B68 「痛覚+wilhelmina」 beatles小説アンソロジー「I say Hello」(既刊)小説・歌詞翻訳 参考・sample:Wilhelmina 合わせてフリーペーパー「…

マラソンリーディング2014 with ガルマンカフェ(11/23)

マラソンリーディング2014 with ガルマンカフェ 日時:2014年11月23日(日) 場所:Cafe LAX - 東京都 渋谷区 時間 12:30開場、13:00〜開演(出入り自由) 詩歌朗読イベント、マラソンリーディング2014に平田有さんと出演します。 第四部(17:30〜)の3番…

超短編・アイリッシュパブのほら話

日本におけるアイルランド文学の受容をあつかった『越境する想像力』の著者、鈴木暁世さんをゲストにお迎えしてのイベントでした。拙作「セラフィールドの人魚」は鈴木暁世賞を(棚ぼたで)頂きました。有難うございました。なお、棚ぼたの詳細はこちらから。 …

草を刈る

少額ながら寄付をしていた被災地支援団体から手紙が来たのは初夏のことでした。 震災以来、任意特定団体として活動していたその団体からの手紙は、運営が軌道に乗ったことから一般財団法人として今後は活動する、したがってこれまでの、定期的な寄付受け入れ…

イングレス(連作15首)

こっそりと電源入れて覗き込みここは戦場だったと気付く後からは変えられないという二択 選べることは幸せですかこちらでは世界はずっと夜のまま鬼火の色に照らされている進軍の太鼓がずっと鳴っているTPPや原発のため会う人の皆エージェントだと思う夜最寄…

海にいるのは

人魚を待っている、とあいつは言う。 学校までの道は自転車で三十分、海沿いの真っ直ぐな道は緩やかな坂道になっている。車の殆ど通らないアスファルトの狭い道には真ん中に大きなひびが走っていて、タイヤが触れるたびにがくがく揺れる。 帰り道は下り坂、…

なりそこない(連作・握手の代わりに手を)

君は私を人間だと言う。機械ではないと言う。 私はそれは違うと思っているのだが、君は決して受け入れようとしない。 私は今日も君に会いに行く。 握手の代わりに手を 通勤に支障はないと示すためすり抜けて行く自動改札 液晶をひたすら磨く帰り道消えない影…

うたらば・ブログパーツ短歌

泣きかたも泣き終えかたもわからない私の中に水だけがある (テーマ:終)

声に出して読まれたい超短編

声優・ナレーターの栗田ひづるさんをお招きしてのイベントでした。詳細はこちら。 http://inkfish.txt-nifty.com/diary/2014/06/post-4ae9.html (私は日程を勘違いしており不参加でした。大変申し訳ありません……)拙作「水車の話」はタカスギシンタロ賞の大…

100:最後(円)

最後には燃えて崩れるものばかり集めていたとかみさまの声

099:観(円)

春の午後軋み始める観覧車わたしは速度をもう落とせない

098:吉(円)

吉兆を占う人の目蓋へと落ちるダナエの金色の雨

097:陽(円)

ブラインドの配列乱れそこだけが午後の陽射しでふいに明るい

096:翻(円)

翻訳の翻訳をまた翻訳し翻訳されて誤訳ばかりだ

095:運命(円)

「運命」が始まりそうに詰まる息 クラリネットの幻聴がする

094:雇(円)

雇用者の増減示す線グラフ山がいつでもひとつだけある

093:印(円)

ワープロの活字に垂直になるよう首傾げつつ押印をする

092:勝手(円)

死んでゆく命が鮮やかだといって自分勝手なお話を書く

091:覧(円)

回覧してゆく言葉が一番強いからきみの言葉はもういりません。

090:布(円)

何枚も布を纏って会いに行く駅前の交差点を渡る

089:煽(円)

ぐっしょりと波打ちながら煽動の言葉が町へ溶け出してゆく

088:七(円)

雑踏を電気の白い灯が照らしまた薄くなる火の七日間

087:故意(円)

長々と読み上げられる人生は全て未必の故意であったと

086:魅(円)

死んだねえ、うん死んだねと公園で魑魅は語る花火の記憶(魑魅:すだま)

085:遥(円)

両腕を遥かに遠く投げるから花も小鳥も光の一部

084:皇(円)

逆位置の「皇帝」円の真ん中に置かれて錫は離さないまま

083:射(円)

スクリーンセーバーに似た窓があり午後の光が反射している

082:チェック(円)

格子模様をチェックと読んで過ぎていく家を出て行く人との会話

081:網(円)

目に見えぬ編目の中に囚われて啓示ばかりが注がれている

080:議(円)

(まるで火を焚いているよう)誰もいない議事堂へ向け怒号がのぼる

079:絶対(円)

声色に潜んだ愚痴をはかるため試されている絶対音感

078:棚(円)

反射する海の明るさ受けとめてかはたれ時の棚田をくだる

完走報告(円)

三年目の題詠マラソンも終わりました。主催者様ありがとうございました。 今年はいつもより早めに終わりました。一、二年目ともに、とにかく完走することに意義がある(はずだ、そうであってほしい)いうスタンスで今年も同様のスタンスで進めたのですが、改め…

077:聡(円)

聡明な明るさの中わたくしの断崖は光りながら消えゆく

076:ほのか(円)

もう君はほのかな夢となつていてめざめた秋のあかとき静か

075:盆(円)

死者帰ル電線ト火ヲ辿リツツ盆には帰ル必ず帰ル

074:焼(円)

ああ焼けた匂いは知らない戦いに負けたことなど忘れてるから

073:谷(円)

通勤は不気味の谷を経由してヒトの顔してホームに降りる

072:銘(円)

ご銘はと聞かれて不意に思い出す過ぎ去っていた風の名前を

071:側(円)

こちら側ではない方にいる、いる、いる、と歯を剥き出してお前は告げた

070:しっとり(円)

しっとりと君を濡らした雨雲はもはや消えたとテレビが告げる