断面に盛り上がりだす水滴のわずかに纏う刃物の匂い
東直子欄特選でした。ありがとうございます。
ひとつだけ
ひとつだけ、とねだった花にみえるから燃やしていない線香花火
トリ、メダカ、ロボット、サクラ、ライカ、ベルカ 名づけるほどにさみしくなった
色彩で話せるならばいまはもう菫色、の、濃淡ばかり
ベランダに火薬の匂い残るころ燃えさしとして眠りに向かう
青空の真下にひとりそのような作中主体にいつかも会った
テーマ詠 「文房具」
「深海」を「月夜」に変えて書いてみる最初の歌に夜の雪が降る
牛隆佑さんのコラム「牛さんの短歌なう!」第6回「私家版歌集ってどうですか?」で、私家版歌集の事例のひとつとして「ヴァーチャル ・リアリティー・ボックス」を挙げて頂いてました。ありがとうございます。
こちらで一首評を書いていただいていました。ありがとうございます。
にんげんのうるさい身体もてあます目も肩も手も勝手に動く
血液に滋養を与へ、精神を補ふといふしよこらあととは
たましひを補ふ菓子のあるならば奪はれることも これが心臓
美しくあれ鋭くあれと人に望まれし我等の如き西洋の薔薇
Update failed due to data error: You’re my Valentine, XOXO.
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