シュレディンガーの傘
どこからが雨雲なのかわからない空の下でも無防備だった
ロッカーの遠い密室開くまでシュレディンガーの傘の花柄
曇天に開くてのひら法律が雨になるまであとどれくらい?
紫陽花に香りはなくて暗がりに寄り添いあえば震える睫毛
雨の気配、雨の匂いを遠ざける天井ボードの乾いた白さ
干上がれば点字のようにしろじろといつかひかりはしない 言葉は
毎年梅雨の時期に実施されている企画、みずつき6に参加しました。毎年、ではないですがテーマが好きなこともあって結構参加させていただいてます。
主催の千原こはぎさん、ありがとうございました。